バンガード債券ETF

そろそろ債券が買える値段になってきたかも知れない.いやもう少しずつ買っている今日この頃,主成分分析を使ったイールドカーブ分析の結果をもとに債券購入している個人投資家にっとっては長中短に分けて投資ができる債券ETFが強い味方となる.僕が保有している低コストでおなじみバンガード社の債券ETFの平均残存期間などその他スペックを整理しておきたい.
現在のイールドカーブは図1の通り.1年前に比べて5年債の利回りが上がっている.この図にはないが昨日は2年債金利がやたら上がった.
図1:イールドカーブ(2022年1月上旬)


このイールドカーブ形状を3つの成分に集約して分析するのが主成分分析である.詳細は前に書いた記事の通りだが,3つの成分とは,第一主成分としてカーブのレベル,第2主成分としてカーブの傾き(のゆるやかさ),第3主成分としてカーブの曲率(凹凸でいうと凸度)となる.図2は3つの主成分スコアの過去10年の推移を示している.金利レベルは底からは上がってきていて,傾きすなわち平均よりやや緩やかだが平均に戻りそう,曲率は底を打って上がりそうな感じである.これを根拠に中期債の金利が相対的に高い,すなわち,中期債が割安と判断できる.よって最近,バンガード米国中期債ETF(BIV)を買っているのである.
図2:主成分スコアの推移

図2のような主成分スコアは毎日チェックしている割に,BIVが中期といってもどれぐらいの期間の債券ETFかすぐ忘れてしまうので,SBI証券→Yahoo Finance!→バンガード社とウェブサイトを回って各ETFの基本情報を整理した.これから金利上昇局面が来たら債券投資が楽しくなりそうだ.


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