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1月, 2022の投稿を表示しています

資産が1か月で5.2%減少

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 先週ほどではないが,引き続きやられている.1月のリターンは‐5.2%となってしまった.相変わらず全世界株や全米株のインデックスと債券ETFを地味に買い増ししている.結果,外国債券比率は上昇,外国株式比率は現状維持,国内株式は減少となった.先週よかった貴金属は崩れてきて,暗号資産はやや持ち直し.貴金属1.3%,暗号資産4.4%. 2月もこの調子だとおくりびとライン突破されそう.まだまだ予備戦力は残っているので暴落上等といいたいところだが,恙無く暮らしたいとも思うアンビバレントな心境. ボラがでかい.ボラコン(ボラティリティコントロール)こそ我がPFの真の目的.がんばれ!

雪に耐えて梅花麗し

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今週も大変厳しい状況.去年のクリスマス時期に敢行した バリューシフト をさらに進めた.少し決断が遅かった気がしないでもないが,こればっかりは結果論でしかないので,今後の糧としたい.グロース系から完全撤退して,インデックスやバリュー系を買い増した.米国ETFだとCLOU,HACK,HEROを全売りして,VIG,VTI,VTなどを買い増し,日本株だと,ダブルスタンダード,オフィス系リートを売って,東証オルカンETFにシフトしている.債券ETF購入もさらに進んだ.暗号資産も当然の如く下落する中,貴金属だけは輝きを放っている.暗号資産1.2%,貴金属4.5%.お金は減っているが,ポートフォリオは健全化されている気はするぞ! 2022年はまだはじまったばかりだが,リターン・ボラティリティともにひどい数字だ.下落相場の時は証券口座の数字は見ない方がいいとか言われがちだが,僕はバリバリの見る派だ.ひどい数字をみて気分がいいわけではないが,ひどい数字でもある程度のレベルに(確率)収束していくのに快感を覚える変態なのかもしれない. おくりびとラインがあやしくなってきた.我がポートフォリオのディフェンス力もまだまだといったところか. 「雪に耐えて梅花麗し」西郷隆盛の漢詩の一節でかつてのメジャーリーガー黒田投手の座右の銘である.梅の花は寒い冬を耐え忍ぶことで春に麗しく咲くことができる.我がポートフォリオもこの厳しい季節を乗り越えた暁には,美しく咲くことができるのであろうか.

東証債券ETF

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 保有中の東証債券ETF12種を分析しようと思ったが,よく考えたらこんなことしている場合ではないので,基本情報の一部のみ眺めたところでいったん撤退.暇になったら何某かのデータ分析はしたい. 東証マネ部 より,2022年1月16日時点.

ひとり債券購入プログラム

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 今週も株式市場は軟調.株も少々買い増したが,それ以上に債券を買い増した.ひとり債券購入プログラム絶賛発動中.デイリー主成分分析によるとまだイールドカーブのレベルは10年平均まで回復していないが,かなり回復してきた.傾きはほぼ平均レベルに回帰,曲率は中期債が依然割安であることを示している.よって中期債を中心に買っているが,調子に乗って分析対象外の社債ETFなんかも買っちゃってる.大丈夫か?なおここでの主成分分析の意味について知りたいという奇特な方は 過去記事 をご覧ください. そんなわけで債券比率がアップしたかと思いきやそうでもなく微増レベル.外国株式も買い増しが価格下落に追いついていない.これらは円高の影響も大きい.その他では貴金属4.3%,暗号資産1.5%で,貴金属がやや回復,暗号資産は相変わらず. 年率リターン26.17%,ボラティリティ8.80%,シャープレシオ2.97,超富裕層まであと5.76年.すべての指標が悪化.しかしまだまだキャッシュはありまぁす!

金利上昇

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FRBの金融引き締め予測により金利上昇局面に入り,株価は軟調,その他資産クラスも振るわない.VTやVTIを微量買い増し,債券ETF各種買い増し.その結果,債券価格下落にもかかわらず外国債券比率が少し上がった.外国不動産,貴金属,暗号資産は特に買い増しなしで価格下落分減.暗号資産は指値がささっていないだけだが...貴金属4.2%,暗号資産1.5%. 年率リターン27.19%,ボラティリティ8.78%,シャープレシオ3.10,超富裕層まであと5.50年.すべての指標が悪化.しかしまだあわてるほどではない.

バンガード債券ETF

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そろそろ債券が買える値段になってきたかも知れない.いやもう少しずつ買っている今日この頃, 主成分分析を使ったイールドカーブ分析 の結果をもとに債券購入している個人投資家にっとっては長中短に分けて投資ができる債券ETFが強い味方となる.僕が保有している低コストでおなじみバンガード社の債券ETFの平均残存期間などその他スペックを整理しておきたい. 現在のイールドカーブは図1の通り.1年前に比べて5年債の利回りが上がっている.この図にはないが昨日は2年債金利がやたら上がった. 図1:イールドカーブ(2022年1月上旬) このイールドカーブ形状を3つの成分に集約して分析するのが主成分分析である.詳細は 前に書いた記事 の通りだが,3つの成分とは,第一主成分としてカーブのレベル,第2主成分としてカーブの傾き(のゆるやかさ),第3主成分としてカーブの曲率(凹凸でいうと凸度)となる.図2は3つの主成分スコアの過去10年の推移を示している.金利レベルは底からは上がってきていて,傾きすなわち平均よりやや緩やかだが平均に戻りそう,曲率は底を打って上がりそうな感じである.これを根拠に中期債の金利が相対的に高い,すなわち,中期債が割安と判断できる.よって最近,バンガード米国中期債ETF(BIV)を買っているのである. 図2:主成分スコアの推移 図2のような主成分スコアは毎日チェックしている割に,BIVが中期といってもどれぐらいの期間の債券ETFかすぐ忘れてしまうので,SBI証券→Yahoo Finance!→バンガード社とウェブサイトを回って各ETFの基本情報を整理した.これから金利上昇局面が来たら債券投資が楽しくなりそうだ.

資産額成長率のARMA分析

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 実家滞在中で仕事ができないので,我がポートフォリオのリターンをARMAモデルで推定してみた.こんなことをしているからといって暇なわけではない. 図1は資産総額推移である.記録を始めたのが2021年8月21日で400近い日次データが集まったので時系列分析の標準的な手法を適用してみることにした(決して暇なわけではない).見事なまでの右肩上がりでわくわくするが,標準的な時系列分析ではまず単位根検定を行い,このデータが定常か非定常かを判定する.実際,この資産額データは非定常と判定される. 図1:資産総額推移 定常(弱定常あるいは共分散定常)データは1次と2次のモーメントが時間に依存しないという統計分析に都合のよい性質を持つ.通常は定常データに変換した後に分析を進めることが多い.もちろん非定常データから得られる情報もあるので,非定常データ自体を分析することもあるが,1変量のファイナンスデータでは特に有益な情報はないので,資産額の対数差分を取ってその成長率(収益率)データに変換する.この時系列データは単位根検定を行うと定常と判定される.図2は図1の資産額の対数差分をとったデータである.定常過程の特徴である一定の平均が0付近にある(実際平均は0.0011)ことがわかるだろう. 図2:資産額成長率 株価や為替レートなどのファイナンスデータの特徴はその収益率(成長率,増減率)に強い自己相関がないことにある.もし,強い自己相関があれば,それはすなわち過去の収益率から未来の収益率の予測ができることになってしまう.市場参加者が十分に情報を利用でき,取引が十分にスムーズに執行されるような場合,合理的な投資家は皆が皆,自己相関の情報を利用して,未来の収益率を予測するのでその結果価格が利益を縮小する方向に調整され,儲けの余地はなくなってしまう.それゆえ,収益率系列に自己相関が無いことを市場の効率性と定義することもある.図3は我がポートフォリオの成長率系列の自己相関関数である.自己相関は全くないわけではなく,小さい値だが1次の自己相関が有意に正であることがわかる. 図3:資産額成長率の自己相関 図4には資産額成長率の2乗系列の自己相関をプロットした.成長率の2乗すなわち成長率のゼロからの2乗距離なので,変動幅を決めるパラメータすなわちボラティリティを反映するものと解釈できる.よってこの系...

2022年の目標

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あけましておめでとうございます. 2021年は投資的にはよき年だった.6月に早々に 目標 であったおくりびと達成をして,その後も順調に資産拡大することができた.今年も派手なことはせず資産を守って,程よく資産規模を拡大したいところだが,目標となると適当なものが何も浮かばない.しかし,目標がないといまいち盛り上がりに欠けるので,無理やり考えたのがこちら 年間シャープレシオ2以上 これは資産額に幾何ブラウン運動を仮定したとき,年間リターンがマイナスになる確率が2%強に抑えられる基準である.シャープレシオはボラティリティを下げると上げやすい.リターンはほぼコントロールできない運ゲーなので,できることは債券買いでボラ下げぐらいの地味ムーブの連続になりそうだ. <アセットクラス別投資方針> 2021年はほぼ年初に立てた方針通りの運用ができたと思う.今年の方針は以下の通り. 外国債券(現状19%目標25%):金利上昇で買い.いろんな債券からのインカムを増やす. 外国株式(現状28%目標35%):全世界と全米株式の積み立て.押し目買い. 外国不動産(現状3%目標5%):下落したら買う. 国内株式(現状25%目標15%):暴落時に買う.ダメな個別株はさっさと売る. 国内不動産(現状7%目標5%):暴落待ち. 貴金属(現状4%上限5%):下落したら買いだが,やりすぎない. 暗号資産(現状2%上限5%):貴金属よりは買い増し対象だがあわてない.