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米国の新規感染者急増

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先週末から今週にかけて世界の新規感染者数はさらに増えました. 特にアメリカでは急増といっていいレベルになっています. 第1波は東海岸のニューヨークやニュージャージーでの感染者が多かったのに対して,今回の急増は,テキサスやフロリダ,カリフォルニアなどで起こっているとのこと. 場所が違うので第2波といえるのかわかりませんが,ともかく,経済活動が制限され始めたようで,株価は下落を始めました. やることはこれまでと変わらず,ETFの買い増しですが,資金管理が一番の問題です. ドルキャッシュが尽きたら債券を売ることになりそうです. 割と円高なのでドル買いで乗り切れるほうがうれしい.

ドル資産保有比率200627

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アメリカではコロナの感染者数が急増し,週後半で株が下落. 特に金融セクターがひどい. FRBが銀行に対して配当や自社株買いを控えるように指示したとか. 今週はCLOU,HACK,HDV,VT,VYM,XLREを少しずつ購入. 細かく買いすぎぃ! (現金+債券):株式=38:62 もう少し個別株を整理して第2波および2番底を迎え撃ちたかったが... この戦力で乗り切るしかない.

クラウド&サイバーセキュリティETFのリスク

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先週遅まきながら,クラウド関連ETFを購入したわけですが,どの程度のリスクがあるのか基本的なことを確認していこうと思います.ここでリスクとはボラティリティのことで,ただ単に変動の激しさのことです.一部金融リテラシーのない素人投資家の中には「変動の激しさ」を「儲けのチャンス」とらえてリスクと認識できない人々が多数いるのは承知の上ですが,これを懇切丁寧に説明するには,このブログの余白は狭すぎるなどとフェルマー逃げでごまかしたいと思います. クラウド関連ETFのことを調べているうちに,サイバーセキュリティ関連ETFも気になり始めました.ユーザー視点の素朴な疑問としてクラウド上にあるデータは大丈夫なのかという点と,米中の対立はガチの戦争も心配ですが,サイバー戦争はすでに始まっているといわれている点で,サイバーセキュリティ関連の企業に投資するのもありなんじゃないかと考えています.クラウドでもそうですが,サイバーセキュリティの個別企業の良し悪しは全然わからないので投資するとしたらETFになります. CLOU(クラウド関連ETF),HACK(サイバーセキュリティ関連ETF)のチャートをみてみます.CLOUは新しいETFで2019年4月16日からのデータしかありませんのでこれで全期間です.ベンチマークとしてVOO(SP500連動ETF)もプロットしています.CLOUはコロナ前の高値をはるかに更新,HACKもVOOよりは回復しています.もともと将来性の期待される分野である上に,コロナ禍の下でもむしろ業績を伸ばせる分野でもあるので,株価の伸びは全く直観に反しません.しかしこれだけリターンが大きいとどうせボラティリティが高いんでしょと思うのが人情,いや自然の摂理です. そこでCLOU,HACK,VOOのリターン,ボラティリティ,ベータを調べてみました.先ほども書きましたが,CLOUのデータ期間2019年4月16日からですので先週金曜までで計298営業日,一年ちょいの日次データによる計算になります.この表ではわかりやすくするため年率に直しています. この1年ちょいの期間のリターンは,CLOUが28%,HACKが9%,VOOが7%となりました.これをみて,クラウドの時代キター!CLOU全力買いで3年で資産倍増!となるのは経済学では存在を許されない,金融工学では理論価格を計算するためだけにこき...

通貨比率200620

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先週と全く同じ比率. 今週はかなりドル買いをしたが,円高によって円評価ではドルの比率が上がっていない.

コロナ第2波の懸念?

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金曜日SP500は-0.56%下落しました. ニュースヘッドラインにはコロナ第2波の懸念とあります. ニュースヘッドラインは大体後付けで鵜呑みにはできないので,データを調べてみました. このチャートをみると,確かに世界の新規感染者数は跳ね上がっています.国別でみるとブラジルとアメリカでかなり増えたようです.ブラジルでは大統領が「コロナはただの風邪」という認識で,対策をしていないので,この増加は来るべくして来た感があります.アメリカの増加率は急増というほどにはみえないので,もう少し様子を見るべきかと思います.ブラジルだけの増加なら市場は織り込み済み,アメリカにも本格的な第2波が来て,せっかく再開した経済活動がストップしてしまうと2番底の可能性もあるのではと思います. 3月の暴落から,2番底を警戒しつつ少しずつ資金投入してきましたので,ただちに急落がきても投資方針に変更はないのですが,願わくばもう少し上昇局面が続いてポートフォリオの整理が終わった段階で第2波が来るなら来てほしいというところはあります.

ドル資産保有比率200620

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VYMとCLOUを購入,XOMを売却. ドルは引き続き購入. CLOUを買ったので債券ETFでリスクを下げたいところ. (現金+債券):株=39:61 ドル購入分少し現金比率が上がった. クラウド関連ETFのCLOUに続いて,サイバーセキュリティETFのHACKも検討対象.

通貨比率200613

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現在の通貨比率. 2週間でドル買いがすすみ3%増となった. まだまだ買いたい.うかうかしていると円だらけになるが,無理は禁物.

ドル保有資産をサッカーチームに例えて紹介します

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現在のドル保有資産をサッカーチームに例えて紹介します. GMとして最強のチームを作り上げるべく日々邁進して参ります. 結構めんどくさかったのでこの企画は今回で終わります

ドル資産保有比率200613

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今週は木曜に爆下げ. 週前半はウェルズファーゴを少し売却.少し保有比率が下がった. 木曜の爆下げ後,VYMとVTを購入. 円高だったのでドルは割と買えた. (現金+債券):株式=39:61 先週より株式比率は下がったが,実際は少し株を買い増している. 下がったのは値下がり分. 何はともあれ,ドル買い,ETF買いの水準.

ドル資産保有比率200606

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今週は米国株は爆上げでした.しばらくはこれまで通りには株ETFの買い増しをする気にはならない. ドルは109円台に上がってしまったので今週は買えず. VYMを少し買った. WFCを少し売って,その分でBLVを買った. このまま株が上がるようなら,個別株を売ってポートフォリオの整理をしたい. 下がるようなら,ETF買い. (現金+債券):株式=37:63 TbondやIADBは値下がりして比率が減った. JPMは爆上げしてランクイン.

円資産保有比率200606

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ブログタイトルはドル建て投資(仮)ですが,円建て資産の方も気になります. 株を減らして債券を増やしたいところですが,円建ての債券はETFも含めて適当なものがほとんどないのが現状です.仕方ないので,流動性がまだましな(1482)iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジ有)を少しずつ買っています.

米国株セクター比率200601

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米国株のセクター比率を計算しました.ETFが相当数含まれるので超面倒くさいのです.Yahoo!FinanceではETF以外のセクター比率は自動で出してくれるので大体は把握していたのですが,やっぱり金融が多すぎです.なかでも最大比率のウェルズファーゴの不調がポートフォリオの価値を大きく毀損しています.かといって配当は沢山くれるのでただちに売る気にもならない.

GAFAM保有比率200531

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GAFAMとはgoogle,apple,facebook,amazon,microsoftからなる南斗五車星のことである. 僕も勝ち馬に乗りたいとコロナショックを機にGAFAMを含むETFをせこせこ買っていたわけです.今回の暴落で個別株は懲りたのでQQQやVOOに投資することでGAFAM投資になるだろうと考えていました.二番底も怖かったし,もっといい買い場が来るかもしれないということで,投資ペースが遅かったので現時点で大して買えていません.現在GAFAMは暴落前の高値をほぼ回復しています. 実は自分のGAFAM保有比率を計算するまで,こんなに買えていないとは思っていませんでした. 以下は僕の保有するGAFAM入りETFのGAFAM比率です.    QQQ  SPYG  VOO  GAFAM比率  45.72%  35.58%  20.41% これらをもとに自分のドル資産に対するGAFAM比率を計算するとわずか4.6%,全資産に対する比率は1.6%と塵の如しです. QQQ,SPYG,VOOの回復ぶりは以下の通りです. SPYGはQQQとVOOの中間で中途半端な気がして投資額が少なかったけど,GAFAM比率もそこそこ高いし,経費率は激安の0.04%だし,なかなかいいような気がしてきました. 今回GAFAM比率の低さにはがっかりしましたが,改めてちゃんと自らのアセットアロケーションを把握すらしていなかったことを省みることができたのは良かったのかもしれません.

VOOとVYMのペアトレーディング

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前回のベータの計算でいくつかのETFのデータをダウンロードしたので投資に役立つ分析をしてみます. 下の図はBND(債券ETF),VYM(高配当株ETF),VOO(SP500に連動するETF)の日次終値を2015年6月から2020年5月までプロットしたものです.比較のために最初の価格を100でそろえています. 青―BND  黄―VYM  赤―VOO 本来の目的はBNDとSP500が連動しているわけないよなという確認のためのプロットだったのですが(正確にはベータの計算は収益率で行うので,これをもってベータの話をしてはいけない),VYMとSP500の連動っぷりもむしろ見逃せないところです. これは共和分関係といってVYMとVOOに長期均衡関係があるということを示唆するものです.そしてこの共和分関係があるとペアトレーディングという手法が使えます. 今誰も読者がいないので,理屈の説明や途中の計算や検定手続きを一切省略して結果だけいうと, VOO=3.62*VYM-44.62 という関係が長期でみられます.短期ではこの関係からずれることもあるが,長期ではこの関係に戻っていくよというぐらいの意味です. ペアトレーディングとはこの関係をつかって 1.VOO<3.62*VYM-44.62ならば,VOOが上がってVYMが下がる調整が起こる. 2.VOO>3.62*VYM-44.62ならば,VOOが下がってVYMが上がる調整が起こる. よって1の場合はVOOを買い,VYMを売る.2 の場合はVOOを売り,VYMを買う.という手法です.ただし,これは為替で用いられる手法だとあいまいながら記憶しています. 僕は今後数か月VOOとVYMの両方買うことを考えていて,結局どっちも買うことになりそうのですが,優先順位を決めるのには使えるかなと思います.実際VOOとVYMの直近の価格を代入すると 279.75>245.78=3.62*80.22-44.62 となり,VYMを買うべしという結果になります.上のプロットからもわかるように,コロナショックからの回復はVOOよりもVYMのほうが遅いので常識的な判断だといえます. Reference ファイナンスのためのRプログラミング 経済・ファイナンスデータのための計量時系列分析