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2023年9月次運用報告書

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 9月は前半好調,後半不調.9月15日のピークを境にずいぶん資産がへってしまった.株が下がったとはいえまだ買い増しするレベルではないので,金利上昇で下がってしまった長期債を中心にドル建て債券ETFをナンピン買い.また米国リートもかなり下がってきたので打診買いした. 貴金属4.77%,暗号資産1.53%. 9月の配当額は19万2321円.前年同月比14.6%増.直近年間配当は218万7169円で配当利回り1.65%.

新NISAオルカン積立のみで億り人になる確率

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  新NISA開始まであと3か月となりました.増税クソメガネとよばれてしまっている岸田さんがやった数少ない減税というか非課税制度の拡充です.僕は信託報酬を半減してくれたオルカン(eMAXIS Slim オールカントリー)で生涯投資枠1800万を5年で埋めたいと思います(といいつつなんか余計なものも買ってしまうかも).  巷というかインターネット上では「インデックス投資で億り人とかw」とか「オルカンはもはや安全資産」とか蒙昧無知な言説が蔓延っている気がします.もちろんインデックス投資でも億り人になれますし,オルカンはバリバリのリスク資産です.どの程度のリスクがあるのかとかどの程度の確率で億り人になれるのかとかは割と簡単に計算できます.僕も専門家(笑)としていろんな人に聞かれることが多くなってきました.その時の説明用に各種確率をまとめてここに置いておきたいと思います.  確率計算するためにモンテカルロシミュレーションを行います.モンテカルロシミュレーションとは乱数を用いて確率モデルから実現値を繰り返し発生させて確率分布を眺める方法です.その際使う確率モデルは幾何ブラウン運動モデルという簡単なものにしておきます.どう簡単かというと収益率分布がどの時点においても独立同一の正規分布になっているという統計学の入門コースで延々繰り返して出てくる正規母集団の場合というやつです.よってまともな高等教育を受けた人なら絶対に理解しているはずです(白目).最近は高校でも統計をやるみたいなので,ちゃんとした高校生なら普通にわかっていてしかるべき内容です(煽り).  それはさておき,実際の株(今回はオルカン)の収益率は正規分布なのでしょうか?実は実際の株の収益率は正規分布とは微妙に違うことが知られています.よって幾何ブラウン運動モデルよりもっと精緻なモデルも考案されているわけですが,今回の目的である月次データを発生させて積立結果をみるという場合においては,幾何ブラウン運動モデルでもより精緻なモデルでも結果にさほど差はでないことが確認できていますので(あまり詳しく書くと研究内容から僕が身バレしてしまうのでやめておきます),ここは思い切って幾何ブラウン運動モデルで押し通りたいと思います.  そうと決まれば,設定しなければいけないことは2つのパラメータのみです.期待収益率とボラティリティです...

2023年8月次運用報告書

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 8月は月初の高値から途中下落したが,月末に上がって総資産は微増で終わり,自己ベストを更新.主に円安のおかげ.相変わらずドル建て債券ETFのちょっと買い増したぐらいで,あとは投信の積立のみだけだった. 年初来では,すばらしいボラティリティ,すばらしいシャープレシオ. 外国債券比率はまだ買い増しできるレベル.貴金属4.85%.暗号資産は1.44%で増やしてもよいと思うが,あわてない. 8月の配当額は13万6838円.前年同月比増配率40.9%,直近年間配当216万2619円,配当利回り1.61%.